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評価:
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クリストファー・ノーラン
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この一週間で二作一気に。
バットマンとか詳しくないよ?な方はダークナイト、
バットマン好き!実写化イエぃ!な私のよーな方はビギンズ、
のほうがおもしろいんではないかと。
ま。精神的に暗い映画ですけどね。真っ暗ですよ。
でもこっから長いっすよ。だって、好きなんだよバットマン。
ビギンズは断然予備知識あったほうが「むふふ!」とほくそ笑む楽しみがあります。
私はアニメのバットマンをもともと見てたので、そのイメージが実写化した嬉しさがありました。バットモービルーやっっほーい!アルフレッドのイヤミ最高!
一転してダークナイトは「バットマンが現実世界にいたら?」。
正義ってなに?悪ってなに?それって確かなことか?
ということを非常に厳しく、シリアスに描いています。
なんつってもジョーカーがすばらしい。
非人間的な狂気が濃縮されたようなふるまいをしながら、
言葉のはしばしから感じられる「普通の人間だった過去」からは悲しみもにじみでる。
混乱した複雑な人間に出来上がっています。
ジョーカーに出会って己の存在意義を問われたバットマンの決断も、ひじょーに人間くさい。
ヒーローは光を浴びれば浴びるほど、影は濃くなり背負うものも重くなる。
ど派手に街壊しといて、犯罪に傷ついた人間がいて
「でも敵は倒したし万事オk★俺の正体秘密だゼ★」って
平気なほうがおかしい。お前の正義ってなんやねん、と。
そこをど直球でせめていった感じがひじょーに好きです。
そんなわけで娯楽作品としての「ヒーローもの」だと思って観ると痛い目みます。アウチ。